カッコ良くなりたいからスノーボード でもその格好じゃ「あー情けない」

だいたいスノーボードを始めるにはお金が結構かかるもの。いいブランドのものをウエアまでフルに揃えたら、それはやはり100,000円以上の買い物になってしまう。とはいえ「初めてスノーボードするのに、いきなりそんなにお金はかけられないよー」という人のためにも「最低でもこんな格好だけはしちゃいけない」というスタイルのポイントをあげておこう。ここにあるような格好をしてゲレンデにいたら、おそらくキミは周囲の冷たい視線を浴びてしまうはず。

まずは帽子、スノーボーダーはみんなだいたいビーニー(ニット帽)を被っている。もちろんそれは雪山が寒いからという理由もあるけど(当たり前か…)、ファッションでもあるわけ。耳が寒ければ、ビーニーを深く被って、ゴーグルでズリ上がらないように止めて防寒。だから、よくスキーヤーがしてるボアボアのついた耳アテなんかはお薦めしない。もうひとつ帽子を被っている理由には万が一逆エッジで大転倒して頭を打ってしまうなんていう時も、若干ながらもショックを和らげてくれるなんていうメリットもあるから。だから特に初心者の人は被るべし。ビーニーならブランド品でも3,000円~4,000円で買えるから。そして、わかってる人はそのかぶり方にも拘っている。とにかく避けたいのはビーニーとゴーグルの間に隙間ができて、オデコがむき出しになっているスタイル。

あえて言っておくと、ここで絶対被ってはいけないのが、フリース素材とかでつくられているバイキンマンみたいな3点トンガリタイプの帽子。「よーし、これで目立ってやろう…」なんて考えているキミは大きな間違いだ。それを被っているとゲレンデで冷たい視線で見られてしまうんだから。ゲレンデに行けば、キャップをかぶってスノーボードをしているカッコイイスノーボーダーも見かけるかもしれない。そんな彼に憧れて自分もいつもキャップをかぶってスノーボード。ちょっと待った!吹雪なのにキャップ!?たまーにいるんだ、そんなTPOをガン無視したスノーボーダーが。キャップにサングラスでカッコつけたつもりが、吹雪で下まで滑り降りてくる頃には耳は凍傷で目は涙目。そんなことにならないためにもTPOに気をつけたファッションスタイルでスノーボード楽しもう。

そして、ブーツのなかにパンツの裾を入れるのだけは絶対に止めること。スキーのパンツだと裾が狭くて仕方なくてそうなってしまうのかも知れないけれど、女の子とかでも裾をブーツのなかにしまい込んでしまっている人がいるわけ。結構、スノーボードのビギナーはこの裾処理がちゃんと出来ていないんで要注意。できれば、パンツは最低でもスノーボード用パンツを買うべきなのだ。「スノーボードとスキー両方するから…」なんて人でもスノーボード用のパンツを買うべき、スノーボード用のパンツでスキーをやっても誰も文句を言わないけれど、スノーボーダーはみんな心の中で文句を言っているのだから。それにできればしっかりと防水加工がされていて、ちゃんと裾がダブル構造になっているモノがいい。お尻や、足元が冷たいと練習するのがイヤになっちゃうんだから。

さらにジャケットだが、いくらマシなジャケットを持っていないからと言って、ゲレンデの売店で売っているようなゲレンデ名がプリントされたダサいポンチョだけは着てはいけない。おまけにスキーサークルとかでお揃いのウエアを着ていたりする人達がいるが、それをスノーボードでやったら、ダサいと言われるばかり。スノーボーダーのファッションは個性が第一。みんなで同じウエアなんていうのはかえって恥ずかしいと言われるだけなのだ。