世の中にはいくつかのタイプのショップがある

スノーボードプロショップ。お店は小さいかも知れないが、人気ブランドのスノーボード用品がいっぱい。それは、お店のオーナーや店員がバリバリのスノーボーダーだから、自分たちにとっても魅力的な商品を中心に置いているからだ。髪の毛の色や、タトゥーをしていても敬遠せず、何でも聞いてみるといい。意外とみんな丁寧にアドバイスしてくれる。初心者に対してのアドバイスもバッチリ。ボードにトラブルが生じたときなんかのアフターサービスもいい。それにサングラスやバッグ、メンテナンス用品などの品揃えも豊富なんだ。

『イケてるスノーボーダーになるためには、とりあえず安心。在庫が無くても注文できる場合もあり、いろいろ相談してみよう』

お次は、大型スポーツ店。フロアを分けて、スキーと両方扱っていたりもする。スノーボードフロアの品揃えは、プロショップほどマニア向けの商品ばかりではないが、人気ブランドはそれなりに揃う。しかしながら、ダサいブランド品も扱っているので要注意。初心者であっても、ちゃんと人気ブランドの商品を買いたいという意向をはっきり店員に言って、アドバイスしてもらおう。また、繁忙期にはバイト君もいてちょっと説明不足の場合もあるので注意しよう。

『買い物にはコツが必要。ブランド品でも少しは安くなっていたりもするが、人気商品はシーズン前に品薄になってしまう場合もあり、早めに購入しよう。あとはどんな店員に出会えるかが成功のポイントだ』

さらに、並行輸入物店。人気スノーボードブランドを並行輸入することによって安売りしている店。扱いブランド数も多く、価格も確かに安いのだが、店員も意外と知識がなかったりする。また、ボードのセッティングやアフターサービスの面が不安。この手の店の中にはシーズン前から出現し、シーズンが終わるとともに姿を消してしまうというとんでもない店もある。もし、ボードなどが壊れた場合なんていうときにはとっても困ってしまうことだろう。また、取扱商品はボード中心でウエアやアクセサリー類については品薄の場合が多い。

『初心者にはちょっとお薦めはできない。とにかくアフターサービスが心配だ。並行輸入品である限り、それなりのリスクは覚悟しないといけないのだから』

大型安売り店。何も知らない初心者を相手に、無名、不人気ブランド品やパクリ・ブランド品を扱う怪しい店。店自体は大きいが、魅力的な商品は見当たらない。ボードからウエア、アクセサリーに至るまで、怪しい安売り商品で埋め尽くされている。店員も知識に乏しいケースが多く、こういう店員が初心者を相手にしているかと思うと恐ろしい。

『この本を読んだ人は、ここではお金を使うべきではないね。どんな怪しいブランドがあるか、社会見学のつもりで出向いてみるのはいいけれど』

とにかく、本物のスノーボーダーになりたけれりゃ、まずはちゃんとしたスノーボードプロシッョップに行ってみること薦めるよ。そこではいい買い物ができるというだけでなく、スノーボードに関してのいろんな情報も得られるからね。