スノーボードのパイオニア的ブランドとして知られているのが、BURTONとSIMSだ。BURTONはジェイク・バートン氏が設立。SIMSは今は亡きトム・シムス氏が設立したブランド。それぞれがブランドのオーナーの名前がつけられ、スノーボードの創世記においては勢力を2分するほどの勢いを誇ったブランドである。イケてるスノーボーダーを目指すキミは、この2名の名前は頭のどこかに記憶しておいて欲しいものだ。スノーボードの歴史の創世記においては、1枚のソリのような板キレの時代に遡る。
それぞれのブランドが切磋琢磨しながら、スノーボードの理想的なカタチを模索することから、この世界はスタート。その後様々なブランドが参入し、用具開発の進化をさらに早めたのだが、バインディングそのもの、ハイバックやバインディング固定するインサートホール、前後対称のツインチップと呼ばれるボード形状、逆に左右非対称の形状、今や当たり前のものたちの多くがこのブランドから生まれてきた。
それと、スノーボードを日本で初めてつくった人っていうのにも、面白いエピソードがある。MOSSというブランドの社長を務める田沼進三氏は、なんとサーフボードを雪山に持ち込んで滑ったというのである。それをヒントに国内でもスノーボードを開発したというわけ。
スノーボードにまつわる、自由な発想、自由奔放なノリ、そんな話でもわかるようにこのスポーツは自由に愉しむべきものなのである。