スノーボードは、知ってのとおり、サーフィンやスケードボード同様、横ノリである。スキーは、斜面に対して真正面に滑るけど、スノーボードは横向き。フリースタイルやオールラウンド用のスノーボードのテイル(ボードの後端部)がノーズと同じように若干幅広く、そして上に上がっているのである。浮力のためだけじゃない。それは、通常の横向きとは。逆向きの乗り方(フェイキー、もしくはスイッチスタンス)でも滑ることを前提にボードがデザインされているというところ。これはスキーとは大きく違うところだ。スキーだったら、逆向きっていうのは後ろ向きになるので、なかなか滑りにくい。フリースタイルのスキーでは、まあこの点はまた違うお話にはなるのだが、スノーボードは横ノリを基本とし、逆向きでもテクニックさえあれば、同じように滑ることができるスグレモノなのである。そこで540度(1回転半)とか900度(2回転半)とかのスピン技(回転技)が出来たりと、いろんな可能性も広がっているのである。